『空耳』 誤爆
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その日、世界規模での機器の音声認識作動の一律化が報じられた。
この手のシステムは昔からあったが、今回は声紋による認証でユーザー登録した物を動かせるようだ。
その面白さから普及は急速に進み、認識ワードの増設カスタマイズなども出来るようになった。
だが問題が発生し始めた。
自動車に乗っている妻友達が半手動運転中に
「あのパックがさ~」
と言うと、車がいきなりバックして追突事故になった。
システムが誤認、空耳したのだ。
さる国では核弾頭ミサイルの実験が進められていた。
その視察中、大統領が電話でこう言った。
「あの通信八社への対応は……」
直後、轟音と共に核ミサイルが発射された。世界は光に包まれた。
目覚めると朝日が顔に差して鳥の声が聴こえた。
夢だったのかとニュースをつけた。
キャスターが告げる。
「この度、システムのオール音声認識化施行が決定され……」
空耳か?と俺は耳を疑った。
この手のシステムは昔からあったが、今回は声紋による認証でユーザー登録した物を動かせるようだ。
その面白さから普及は急速に進み、認識ワードの増設カスタマイズなども出来るようになった。
だが問題が発生し始めた。
自動車に乗っている妻友達が半手動運転中に
「あのパックがさ~」
と言うと、車がいきなりバックして追突事故になった。
システムが誤認、空耳したのだ。
さる国では核弾頭ミサイルの実験が進められていた。
その視察中、大統領が電話でこう言った。
「あの通信八社への対応は……」
直後、轟音と共に核ミサイルが発射された。世界は光に包まれた。
目覚めると朝日が顔に差して鳥の声が聴こえた。
夢だったのかとニュースをつけた。
キャスターが告げる。
「この度、システムのオール音声認識化施行が決定され……」
空耳か?と俺は耳を疑った。
ファンタジー
公開:20/06/13 19:52
はじめまして~。
いつだって初心で、挑戦者のこころでぶっ込みたい素人モノ書きです。
沢山の方々に支えられ、刺激を与えられ、触発されて今日ももちょもちょ書いております。
一人だけでは生み出せないモノがある。
まだ見ぬステキな創造へ、ほんの少しずつでも進んでいきたい。
ショートショートというジャンルに触れる切っ掛けをくださった、
月の音色と大原さやかさんを敬愛し感謝しております。
興味をもって読んでくださる全ての方にも、ありがとうございます~^^
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