真夜中のコンビニ

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「三点で768円です」
「768円ね。はいはい。百円が一枚、百円が二枚、五百円が一枚、十円が一枚、二枚、三枚、あっ、足りない。申し訳ないが細かくても良いですか」
「良いですよ」
ジャラジャラジャラ
「あの~、768円、すべて一円ですか」
「そうじゃが、なにか問題でも?」
「いや~、出来れば大きいお札の方が助かるかなぁ~なんて」
「そうか、大きい方でいいんじゃな。ちょっと待っておれ・・・ほれっ」
「あの、これは?」
「さっき、君は細かくても良いと言ったじゃろ、だから細かくしてきた」
「シュレッダーを使ってですか?」
「そうじゃ」
「これは、ちょっと、受け取れないかな。流石に」
「ちゃんとここに一万円分あるぞ。ほら、差額のお釣りを出さんかい」
「ええ~、ちょっと、店長と話して来ます」

「事情は聴きました。では、警察に行って鑑識に一万円を復元して貰いますので一緒に来て貰っても良いですか」
公開:20/06/14 15:49

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