真夜中のコンビニ
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「いらっしゃいませ。今月はくじをやっております。700円で1回引けます。お気軽にどうぞ」
「それじゃ、2回引かせて下さい」
「はい、まいど」
店員は穴の開いた箱を私に渡した。
「何が出るかな、何が出るかな。えいっ・・・あれっ・・・あの~、すみません」
「何でしょう」
「箱の中にナミクジが入っていたんですけど」
「それが何か?」
「それが何かって、おかしくないですか」
「おかしくありませんよ」
「いやいや、おかしいでしょう、これ」
「全然、おかしくありませんよ。その引いたナメクジであみだくじをして商品を決めるのですから」
「ああ、そういうことですか。納得です、なんて言うと思ったか。私は大のナメクジ嫌いなんだよ。なんで私の嫌がる事をするかな」
「そう言われましても、今、梅雨ですしね。季節のイベントだと思って」
「思えるか。ああ、胸糞悪い。塩巻いてくれ」
「塩一袋、500円ですが、どうします?」
「それじゃ、2回引かせて下さい」
「はい、まいど」
店員は穴の開いた箱を私に渡した。
「何が出るかな、何が出るかな。えいっ・・・あれっ・・・あの~、すみません」
「何でしょう」
「箱の中にナミクジが入っていたんですけど」
「それが何か?」
「それが何かって、おかしくないですか」
「おかしくありませんよ」
「いやいや、おかしいでしょう、これ」
「全然、おかしくありませんよ。その引いたナメクジであみだくじをして商品を決めるのですから」
「ああ、そういうことですか。納得です、なんて言うと思ったか。私は大のナメクジ嫌いなんだよ。なんで私の嫌がる事をするかな」
「そう言われましても、今、梅雨ですしね。季節のイベントだと思って」
「思えるか。ああ、胸糞悪い。塩巻いてくれ」
「塩一袋、500円ですが、どうします?」
公開:20/06/14 15:24
更新:20/06/14 15:26
更新:20/06/14 15:26
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