真夜中のコンビニ
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「金を出せ。さもないこの爆弾でコンビニを爆破するぞ」
強盗はチラリと服の中の爆弾を見せた。
その爆弾は、例えるなら最中の様だった。いや、ワッフルだったかもしれない。あれっ、どっちだったかな。
「すみません」
「なんだ?」
「もう一度、よく見せて貰っても良いですか」
「なんでだ」
「よく見えなかったので」
「仕方ないな。ちょっとだけだぞ、ちらっ」
「ああ、また見えなかった。もっと、ガバッと見せて下さいよ。男らしくガバッと」
「どうしてもか?」
「どうしてもです」
「だが、断る」
「なぜじゃ、どうしてじゃ、分からん」
プ~ン
その時、私の鼻孔に甘い香りが漂ってきた。
「こ、これはチョコレート?」
「しまった。長居し過ぎてチョコが溶けてしまった。ボス、どうしましょうか」
「ずらかるぞ」
「くそ~覚えてやがれ」
「はい、しっかり覚えておきます。あっ、念のため写真撮っておきますね。ハイ、チーズ」
強盗はチラリと服の中の爆弾を見せた。
その爆弾は、例えるなら最中の様だった。いや、ワッフルだったかもしれない。あれっ、どっちだったかな。
「すみません」
「なんだ?」
「もう一度、よく見せて貰っても良いですか」
「なんでだ」
「よく見えなかったので」
「仕方ないな。ちょっとだけだぞ、ちらっ」
「ああ、また見えなかった。もっと、ガバッと見せて下さいよ。男らしくガバッと」
「どうしてもか?」
「どうしてもです」
「だが、断る」
「なぜじゃ、どうしてじゃ、分からん」
プ~ン
その時、私の鼻孔に甘い香りが漂ってきた。
「こ、これはチョコレート?」
「しまった。長居し過ぎてチョコが溶けてしまった。ボス、どうしましょうか」
「ずらかるぞ」
「くそ~覚えてやがれ」
「はい、しっかり覚えておきます。あっ、念のため写真撮っておきますね。ハイ、チーズ」
公開:20/06/14 15:06
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