降ってくる
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「ドン」という音がして驚いて振りかえると、キッチンにスラリとした青年が立っていた。
「ここはどこですか?」
青い目をしているけれど、日本語は話せるようだ。青年はキョロキョロと周りを見渡している。
「ここは私の家だけど、あなたこそ誰?どこから来たの?」
「分かりません。ずっと霧がかかったような場所にいて」
青年は眉間にシワを寄せている。見れば見るほど美しい青年だ。まるで物語の主人公のような、、、
ああ、そうか!
「あなた、名前は?」
「瑠華(ルカ)」
「瑠華、あなた間違えたのよ。あなたの行き先はお向かいの林田さん」
「そうですか」
そう言うと、瑠華はスッと消えていなくなった。
しかし驚いた。噂には聞いていたけれど、こんなことって本当にあるんだな。
瑠華は無事に作家の林田先生の所に着いただろうか。
クリエイター達がよく言うセリフ「イメージが天から降ってくる」って、こんな感じで降ってくるんだ。
「ここはどこですか?」
青い目をしているけれど、日本語は話せるようだ。青年はキョロキョロと周りを見渡している。
「ここは私の家だけど、あなたこそ誰?どこから来たの?」
「分かりません。ずっと霧がかかったような場所にいて」
青年は眉間にシワを寄せている。見れば見るほど美しい青年だ。まるで物語の主人公のような、、、
ああ、そうか!
「あなた、名前は?」
「瑠華(ルカ)」
「瑠華、あなた間違えたのよ。あなたの行き先はお向かいの林田さん」
「そうですか」
そう言うと、瑠華はスッと消えていなくなった。
しかし驚いた。噂には聞いていたけれど、こんなことって本当にあるんだな。
瑠華は無事に作家の林田先生の所に着いただろうか。
クリエイター達がよく言うセリフ「イメージが天から降ってくる」って、こんな感じで降ってくるんだ。
ファンタジー
公開:20/06/12 10:51
日本語をこよなく愛する講師です。
オチにこだわる傾向あり。
よって、頂きたいものは笑顔と突っ込みです。
Twitterの4コマ小説に手を加えてこちらへ、ということも多々あります。
そういう意味では、こちらの方が若干デキがいいのかも知れません。
どうでもいい比較ですが。
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