破滅の謎

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地球に謎の古代文明があった。飛行機、携帯電話などの優れた機械の数々。しかし、その製法は消失していた。あるのは、こうした歴史的事実のみであった。

そんな中、この時代の文明も大きく進歩していた。ある研究所で、永久機関なるものが完成間近とのこと。実現すれば、あの古代文明を遥かに超えられる。人々の期待は高まった。

「おめでとう、お前たちは文明を後世に語り継がれるほど進歩させた」
ある日、人々はこんな言葉を耳にした。人々の脳に直接語りかけているようだった。神か、それに近い存在だろう。
「では今からその全てを壊す」
人々は驚いた。
「何故そんなことをするのです」
「文明とはいつかは滅びなければならない。そして、古代文明はいつだって謎に包まれていなければならない」
「そうか、前の文明もこうして‥」
人々は古代文明が滅びた謎を理解したが、そうしたところでどうにもならない力が世界を、人々を飲み込んだ。
ファンタジー
公開:20/06/12 09:27

ゆるき

面白かった、と読後に思っていただけるようなお話を目指していきます。

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