増田屋ランチメニュー

ランチに蕎麦天ぷらの増田屋に入るとぞろぞろと七、八人やってきて国土交通省だと言う。俺も一緒に二階に案内された。
役人たちは同じスーツ姿で列車は何時だと話す。狭い階段を上がった部屋は駅のホームになっていて、ここで電車を待つのかと納得したがランチが心配だ。役人の一人が脱毛済みかと聞くので何のこと？というと、俺の腕をつかんで襖を開けて隣の部屋へと引っ張った。そこに座卓と座布団が整えてあり、ここで増田屋ランチがと安心した。役人はさっと自ら上着とズボンを脱いだ。ぜんぶ脱ぐ勢いだが、俺は脱毛なんかしたくないからそのままでいる。男が脱毛処理資格取得書を揃えてるかと聞く。俺が無言でいると、書類がないとだめだと脱いだ衣服を着て隣に戻った。襖の向こうでは列車が到着し「発車サインが鳴り終わるとドアが閉まります」で列車が出た様子。俺は座卓のメニューをみて、もりそばセットにするか天ぷら盛り合わせにするか迷っていた。