「こい」
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私が好意を寄せている男の子は文武両道で容姿端麗なスーパー高校生。好印象の塊だ。そんな彼に語彙力のない私が声をかけるなんて失礼極まりない。
結局、いつも陰から見ているだけ。彼の背が「来い」と言っているように思えて、あとをつけてしまう事もある。ストーカー行為だ。
ある日、私は部屋を間違えた素振りで男子更衣室に侵入した。もちろん故意だ。ちょうど部活を終えた彼が着替えているところだった。
上半身裸となった彼の黒々としたモジャモジャが目に飛び込んできた。思わず呟く。
「濃い……」
そう、彼は首から下が獣のように毛深かったのだ。さわやかな顔とのギャップが萌えを通り越している。ものには限度というものがある。
私は鯉のように口をパクパクさせるしかなかった。でも落ち着け、私。毛は剃ればいい。私の恋はこのくらいで揺るがない。
問題はこの気持ちを伝える術がない事だ。彼が自発的に脱毛してくれる事を乞い願っている。
結局、いつも陰から見ているだけ。彼の背が「来い」と言っているように思えて、あとをつけてしまう事もある。ストーカー行為だ。
ある日、私は部屋を間違えた素振りで男子更衣室に侵入した。もちろん故意だ。ちょうど部活を終えた彼が着替えているところだった。
上半身裸となった彼の黒々としたモジャモジャが目に飛び込んできた。思わず呟く。
「濃い……」
そう、彼は首から下が獣のように毛深かったのだ。さわやかな顔とのギャップが萌えを通り越している。ものには限度というものがある。
私は鯉のように口をパクパクさせるしかなかった。でも落ち着け、私。毛は剃ればいい。私の恋はこのくらいで揺るがない。
問題はこの気持ちを伝える術がない事だ。彼が自発的に脱毛してくれる事を乞い願っている。
その他
公開:20/06/12 23:59
更新:20/06/13 00:11
更新:20/06/13 00:11
まったり。
2022年…3本
2021年…12本
2020年…63本
2019年…219本
2018年…320本 (5/13~)
壬生乃サル(MiBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)
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