宇宙毛布

この頃、宇宙貿易で宇宙製の物が普及し、「宇宙○○」と言われ、親しまれた。
「ん～、これいいな…お、これもいいな、柔らかそう～！よし、これにしよう！」
ポチッ　「購入完了！早く届いてほしいな～」
…ピ～ンポ～ン
「やった、宇宙毛布届いた！お～さびぃさびぃ、よし、開封っと！」
ぱかっ
もふもふ
「うひょ～、こりゃ気持ちいい～、癒されるぅ～！」
もふもふもふもふ
「最高～」
もふもふもふもふもふもふもふ
「お、地球製に比べて柔らかさが三倍だって、どおりでか～」
もふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふ
「よし、一回お茶飲もう」
ガチャッ
「あらま、お茶がきれてるぞ、取りに行かなくちゃ！」
バァチィン！！！！
鉄製のドアノブに触れた瞬間、とてつもない威力の電流が体にほとばしった。
薄れてく意識の中で、「注意　帯電率も三倍」というパッケージの文字が見えた。
「ど、どおりでかぁ～」　ばたっ