ふれあいパラダイス

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「アフリカの皆さん、聞こえますかー!」
これが秘密の合言葉だった。僕の体を浮遊感が襲う。そのまま気を失った。
目覚めた時、最初に目が合ったのはキリンさんだった。僕はキリンさんの頭に乗っていたのだ。少し首を傾けた時を見計らい、すべり台の要領で地に下りた。少し楽しかった。
「ここはどこだ?」とあたりを見まわす。シマウマさんの群れを視界に捉えた。蠢く縞模様に目がチカチカする。そこで僕は再び気を失った。
目覚めた時、今度は抱き枕のようなものにしがみついていた。それはゾウさんの鼻だった。僕は鼻にしがみついたまま、ターザンが蔦渡りする要領で地に下りた。あーああー。
至近距離で動物とふれあう事は意外に気持ちが良い。パラダイスだ。愉快な気分に浸っていると、背後で不吉な気配を感じた。振り返る。
ライオンさんがいた。立派な鬣が僕の頬を撫でる。さすがに肉食動物とふれあう気はない。僕は思わず叫んだ。
「触んな!」
その他
公開:20/06/10 23:50
距離感が近いサバンナ スクー

壬生乃サル

まったり。

2022年…3本
2021年…12本
2020年…63本
2019年…219本
2018年…320本 (5/13~)

壬生乃サル(MiBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)

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