真夜中のコンビニ
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昔、昔、あるところにお爺さんがいました。
お爺さんが山道を歩いていると暗闇に怪しく光る箱をみつけたり。
お爺さんが近づいてみると箱の一部がウイーンと左右に開き、光る箱の住人が現れました。
「いらっしゃいませ」
「おお、なんて美しい方だ。あなたはもしかして乙姫様ですか」
「違いますよ、お爺さん。バイトの青木です」
「おお、やはり、乙姫様でしたか。一度お会いしたいと思っていたのです」
「だからバイトの青木です」
「なるほど、なるほど、海の中の生活に飽きて陸に上がって来たのですな」
「だから、私は乙姫じゃないですよ」
「そうでしょう、そうでしょう。たまには環境を変えないと快適空間も苦痛に変わりますからな。ははは」
「あの~ここは龍宮城じゃないですよ。コンビニです」
「いや~、道理で美しいはずだ。そうかそうか」
「すみません、店長、この方、ボケて何処かから徘徊してきたみたいなんですけど・・・」
お爺さんが山道を歩いていると暗闇に怪しく光る箱をみつけたり。
お爺さんが近づいてみると箱の一部がウイーンと左右に開き、光る箱の住人が現れました。
「いらっしゃいませ」
「おお、なんて美しい方だ。あなたはもしかして乙姫様ですか」
「違いますよ、お爺さん。バイトの青木です」
「おお、やはり、乙姫様でしたか。一度お会いしたいと思っていたのです」
「だからバイトの青木です」
「なるほど、なるほど、海の中の生活に飽きて陸に上がって来たのですな」
「だから、私は乙姫じゃないですよ」
「そうでしょう、そうでしょう。たまには環境を変えないと快適空間も苦痛に変わりますからな。ははは」
「あの~ここは龍宮城じゃないですよ。コンビニです」
「いや~、道理で美しいはずだ。そうかそうか」
「すみません、店長、この方、ボケて何処かから徘徊してきたみたいなんですけど・・・」
公開:20/06/10 22:25
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