罪恋

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23歳、夏。好きになってはいけない人に恋をした。
あの人のたばこの煙がモクモク。
入道雲がモクモク。私の恋心が成長していく。

「たばこのにおい、嫌いじゃなかったっけ?」
「好きになったんです…」

今日も明日も明後日も、程良い距離感で丁度いい。
何も変わらない。何も…
それはそれでいい。
切ないけど、仕方ない。気持ちは言わない。言えない。
でも、好きになれて幸せだった。
くすんでた心が一気にカラフルになって、気持ちもシンプルになっていく不思議。
恋心よ、さようなら。
悪い女になる勇気はなかった。
目から溢れた現実は、あなたを忘れるための心。
馬鹿みたいに晴れた空の下、蝉の鳴き声が鬱陶しいぐらい、私の身体を切り刻んだ。
恋愛
公開:20/06/10 01:53

琴音

人間のキラキラとしたところ、弱さ、愚かさ、醜さ、温かさ、愛おしさ、優しさ、面白さ…

人間とは何かを追求して書きたいと思います。

稚拙な文章で読みにくいと思いますが、読んでいただけると、とても嬉しいです。

のろのろ投稿です。。。
 

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