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宛名のない手紙をポストへ
今日も明日も明後日も
どんな日でも彼女は
宛名のない手紙をポストへ
風の日も雨の日も雪の日も
どんな日でも彼女は
宛名のない手紙をポストへ
立てなくても歩けなくても
どんな日でも彼女は
ある朝ポストに
彼女宛ての手紙がありました
目から一粒のダイヤが零れ落ちました
古ぼけた宛名のない手紙たちが
彼女をそっと包むように
優しく寄り添っていました
『 ママあいしてるよ 』
坊やが書いた手紙を抱きしめたまま
眠るように旅立ちました
今日も明日も明後日も
どんな日でも彼女は
宛名のない手紙をポストへ
風の日も雨の日も雪の日も
どんな日でも彼女は
宛名のない手紙をポストへ
立てなくても歩けなくても
どんな日でも彼女は
ある朝ポストに
彼女宛ての手紙がありました
目から一粒のダイヤが零れ落ちました
古ぼけた宛名のない手紙たちが
彼女をそっと包むように
優しく寄り添っていました
『 ママあいしてるよ 』
坊やが書いた手紙を抱きしめたまま
眠るように旅立ちました
その他
公開:20/06/10 00:07
更新:20/06/11 13:50
更新:20/06/11 13:50
2020年6月1日より執筆活動開始(これまでオリジナル小説、二次創作等の執筆歴なし)
ストーリーが映像化して突如、脳内を流れ始めるタイプです。みなさまの応援、コメントが励みとなります。作品をお読みいただき、心より感謝申し上げます。
twitter @hikaritokage14
Yukino.
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