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私は「青空公園」のベンチである。はるの暖かい日に、この公園にやってきた。小さな公園なので仲間はいない。
毎日色んな人々のお尻が私に乗ってくる。子供を遊ばせるマダムやその子供、私の上でお昼ご飯を食べて行く女性の会社員。帰りなのか、楽しげに話しをしている学生。
困るのは酔っ払いが、寒いのにわたしに乗って寝てしまう事だ。
こういう風に春夏秋冬色んな人々が私の上にお尻を乗せて色んな人生を見せてくれた……。
今の私は瓦礫の上、公園は取り壊されるらしい。最後はいささか情けないが、いいベンチ人生だった……。
今度の私は何になるのだろう?
毎日色んな人々のお尻が私に乗ってくる。子供を遊ばせるマダムやその子供、私の上でお昼ご飯を食べて行く女性の会社員。帰りなのか、楽しげに話しをしている学生。
困るのは酔っ払いが、寒いのにわたしに乗って寝てしまう事だ。
こういう風に春夏秋冬色んな人々が私の上にお尻を乗せて色んな人生を見せてくれた……。
今の私は瓦礫の上、公園は取り壊されるらしい。最後はいささか情けないが、いいベンチ人生だった……。
今度の私は何になるのだろう?
その他
公開:20/06/09 08:00
公園、ベンチ、一生
初めまして
ショートストーリーが好きで自分でも書いてみたく
なって入りました。
もし良ければコメントしてくれるとうれしくて飛び跳ねます。
宜しくお願いいたします。
twitter/@min4126
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