サウンドボトル
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午前三時。いつもなら微かな秒針と漂う空気の音だけが聞こえる時間。今日はそこに初めての寝息が揺れている。
これから何度夜を重ねていっても、この時間は特別。貴方が永遠にならなくても、この空間は永遠にしたい。
ポーチから透明のミニボトルを出して開ける。夜の音がボトルに満ちる。目を閉じてボトルを耳にあてれば、永遠となった秒針と寝息。
そして気づく。僅かに混じる別の音。空間に流れていたもう一つの音、私の鼓動。
ボトルの中で永遠になった、二人の音楽。
これから何度夜を重ねていっても、この時間は特別。貴方が永遠にならなくても、この空間は永遠にしたい。
ポーチから透明のミニボトルを出して開ける。夜の音がボトルに満ちる。目を閉じてボトルを耳にあてれば、永遠となった秒針と寝息。
そして気づく。僅かに混じる別の音。空間に流れていたもう一つの音、私の鼓動。
ボトルの中で永遠になった、二人の音楽。
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公開:20/06/09 05:07
のんびり書いていこうと思います。
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