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「おかけになった電話番号、間違ってませんか?」
いつもならそれで終わり。なのに、間違い電話の主はおっちょこちょいでまたかかってきた。それが寛人だった。10歳ほど年上で大人の魅力を持ち合わせている。これまで付き合ってきた男とは格段の違い。結婚できればいいなぁなんて妄想を膨らませたり。
でも、心のどこかで少しばかり引っかかっていることがある。気が向いたときだけ連絡してくるような本当にいい加減な男だけど、すごく好きだった祥太。いつの頃からかぱったりと音信不通になっている。元気にしているのかしら?
・・・・・・・・・・
電話番号は間違っていないし、間違えるはずがない。俺は美和だけを見てきた。そう、電話をかけるずっとずっと前から。ひとつやふたつ知られたくない秘密ぐらい誰にでもあるだろう?
美和は俺の本当の姿を知らない。
そして、人里離れた山中に埋めたあいつのことも知らない。
いつもならそれで終わり。なのに、間違い電話の主はおっちょこちょいでまたかかってきた。それが寛人だった。10歳ほど年上で大人の魅力を持ち合わせている。これまで付き合ってきた男とは格段の違い。結婚できればいいなぁなんて妄想を膨らませたり。
でも、心のどこかで少しばかり引っかかっていることがある。気が向いたときだけ連絡してくるような本当にいい加減な男だけど、すごく好きだった祥太。いつの頃からかぱったりと音信不通になっている。元気にしているのかしら?
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電話番号は間違っていないし、間違えるはずがない。俺は美和だけを見てきた。そう、電話をかけるずっとずっと前から。ひとつやふたつ知られたくない秘密ぐらい誰にでもあるだろう?
美和は俺の本当の姿を知らない。
そして、人里離れた山中に埋めたあいつのことも知らない。
ホラー
公開:20/06/08 12:44
更新:20/06/08 12:45
更新:20/06/08 12:45
2020年6月1日より執筆活動開始(これまでオリジナル小説、二次創作等の執筆歴なし)
ストーリーが映像化して突如、脳内を流れ始めるタイプです。みなさまの応援、コメントが励みとなります。作品をお読みいただき、心より感謝申し上げます。
twitter @hikaritokage14
Yukino.
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