真夜中のコンビニ
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真夜中のコンビニに行って見た。
ウイーン
「へい、いらっしゃいませ。何を握りましょ」
「あれっ、ここってコンビニですよね」
「ええ、コンビニです。深夜営業で寿司屋もやっているんです。それでお客さん、何を握りましょ」
「それじゃ、手始めに手を握ってもらおうか」
「へい、喜んで。次は何を握りましょ」
「そうだな。ツマを握ってもらおうか」
「妻の弱みですね」
「大将、分かっているね」
「まあ、永くやっているんで。お客さんも妻の弱みを選ぶだなんて、通ですね」
「ははは、まあね。長く夫婦をやっていると自然にツーカーになるものですよ」
「へい、妻の弱み一丁」
「仕事が早いね。流石、職人だ」
「褒めても何も出ませんよ」
「そんなつもりは無いよ。おっといけない支払伝票を握り潰してしまった。これじゃ、金額が分からないな」
「大丈夫ですよ。うちの支払伝票は記憶合金ですから。アガリの中に入れれば元通りです」
ウイーン
「へい、いらっしゃいませ。何を握りましょ」
「あれっ、ここってコンビニですよね」
「ええ、コンビニです。深夜営業で寿司屋もやっているんです。それでお客さん、何を握りましょ」
「それじゃ、手始めに手を握ってもらおうか」
「へい、喜んで。次は何を握りましょ」
「そうだな。ツマを握ってもらおうか」
「妻の弱みですね」
「大将、分かっているね」
「まあ、永くやっているんで。お客さんも妻の弱みを選ぶだなんて、通ですね」
「ははは、まあね。長く夫婦をやっていると自然にツーカーになるものですよ」
「へい、妻の弱み一丁」
「仕事が早いね。流石、職人だ」
「褒めても何も出ませんよ」
「そんなつもりは無いよ。おっといけない支払伝票を握り潰してしまった。これじゃ、金額が分からないな」
「大丈夫ですよ。うちの支払伝票は記憶合金ですから。アガリの中に入れれば元通りです」
公開:20/06/08 10:13
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