パーティー・イズ・オーバー

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 ある女性が大企業の重役の息子で有名なプレイボーイが主催するパーティーに招待された。彼女は才色兼備で竹を割ったような性格がすがすがしいと人気の女性だった。その彼女が例のプレイボーイから人づてに誘われたのだ。これは明らかに「目を付けられた」と思って間違いない。
 だが彼女、こういうタイプの男性は願い下げで、誘われてもいつもなら即答で断っていた。今回は、女友達が「行ってみたい」というのでつき合うことにしたのだ。
 とても個人のマンションとは思えない会場の豪奢なパーティーもたけなわになったころ、例のプレイボーイが彼女についにアタックしてきた。彼の話ぶりは彼女に噂と違う知的で誠実な印象を与えた。それは彼女のこころを惑わせた。いつしか「別室」に誘い込まれていた。そしてソファに追い込まれ、彼女のミニドレスはそっと……、彼はアッと後ろに飛び退く。
「あ、アブナイところだったァ。これアタシの『拒絶下着』」
その他
公開:20/06/04 15:02
更新:20/06/04 20:25

N(えぬ)( 横浜市 )

読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
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