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人は、誰しも窮地に立たされることがある。「私はそんなこともなくやり過ごしてきた」と言う人は、知る必要はないだろう。
真夜中の二時、部屋を暗くし、目を瞑る。そして心が落ち着いた頃、抱える問題を唱えると、頭の中の隙間に書類を手にした闇の使いが現れる。
すると、いつの間にか意識はなくなり、体の本体は眠りにつく。
現れた闇の使いは、唱えた問題の手助けを行うと語りかけてくる。
すぐに解決には向かわない。まずは仮契約からとのこと。
この出来事は他言無用、決して誰にも口にしてはいけないと言う。
そうすれば、あなたの願いは天に届くと。
ただし、もし他人に漏らした場合は願いが叶うことはなく、助けられることはないだろう。こちらの判断で、本契約を結ぶことになる。
そうすると、今までになく幸せな日々が過ごせるだろう。
仮契約にサインをすると、夢から覚める。
大概の人々は、夢の幻と思い本契約までは進まない……。
その他
公開:20/06/03 14:18

真木ビレッジ

最近、物語を描くことにハマっております(^^)
素直にご感想頂けたら嬉しいです!

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