発掘調査隊

1
2

どんな時代になっても、発掘調査の仕事は絶えることのない忍耐の繰り返しだ。あの情報を紐解けば、当然あそこの下にはあれが眠っているはずだ。それは巨大な建造物の跡かも知れないし、既に滅んだ生き物の記録かも知れない。私はいつもの様に最新式の掘削機を操り、深く深くお宝を求め掘り進んでいく。
情報監査管達が色めき立った、どうやら貴重な遺跡を掘り当てたらしい。
「あ~、駄目だ、駄目だ」「またこの書式だ、これは駄目なんだよな、おおよそ誰かの悪口か下らない罵り合いばかりで何の役にも立たないんだ」
2400年、今では使われることの無くなった電脳ネットワークの荒野から、様々な情報を発掘する私の仕事に終わりは無い、2000年代前後のSNSと呼ばれる書式には膨大な割に有用な情報は少なく、今も昔も人間は愚かだと分かる以上の価値は殆ど無い。
いったい彼らは何を思ってこんな言葉たちをわざわざ書き込み続けたのだろうか?
ファンタジー
公開:20/06/03 17:24

さとーさん

会社に田丸先生呼んで「超ショートショート講座」開催したりしている
普通のサラリーマンです。
文章書くのは好きなんですが、自分の文章の重さ、まわりくどさが苦手です
もっと軽く読みやすい文章書けるようになりたいものですね…

僕発信のセミナー・飲み会情報はこちらより
https://www.facebook.com/nobu.satou.7
@noblue777
デザイン系のセミナー多めです。
過去には「解剖学的に考える正しいゾンビ学講座」なんてのも
やりました。

皆様よろしくお願い致します。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容