「まくら」

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妙な息苦しさを感じ、目を覚ました。小鳥たちが囀ずっている。朝だろうか。
それにしても体が重い。チクチクとした痒みもある。まるで獣にでも乗られているような感じ。
視線を下げる。これは……頭、か。キューティクルが眩しい。文句なしの天使の輪。
意識がはっきりしてきたところで気が付く。これはもしかすると俺の頭じゃないか? その時、ゴロンとそれが寝返りをうった。
見覚えのある顔。間違いない。これは……俺だ。つまり俺が枕になってしまっている、という事か。じゃあ、こいつは枕?
いや、ちょっと待て。こいつは寝返りをうった。なにより寝息が聞こえる。枕のわけがない。
じゃあ、こいつは一体だれだ?
俺は体を起こそうとしたが、ピクリとも動かない。枕になってしまっているのだから当たり前か。
参った。何故こうなったのか、さっぱりわからない。夢でもなさそうだ。とにかくこれだけは言える。このままでは……。
お先、真っ暗。
その他
公開:20/06/02 20:00

壬生乃サル

まったり。

2022年…3本
2021年…12本
2020年…63本
2019年…219本
2018年…320本 (5/13~)

壬生乃サル(MiBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)

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