和尚と珍念
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「おっ和尚さま!? 何をなさっているのですか!?」
「おう、珍念か。見てのとおり此の竹筒のなかにふやかした饂飩麺をいれる。其処へ己の一物を挿しこめば、其の具合たるやまるで女陰の如し」
「……かと言ってお堂の御本尊さまの前でやられることかと」
「その背徳感で快楽もひとしおよ」
「(仏さま……和尚さまは救われるのでしょうか……?)」
「して、珍念。この竹筒のまゝだと多少趣きに欠けるのではあるまいか」
「……?」
「竹筒に紅色の染め粉を塗り、其処へ銀で線を施す……なんと雅びなことか。おお珍念、経典を持っておるのか。竹筒の名は典雅ーーてんが、じゃな」
「おう、珍念か。見てのとおり此の竹筒のなかにふやかした饂飩麺をいれる。其処へ己の一物を挿しこめば、其の具合たるやまるで女陰の如し」
「……かと言ってお堂の御本尊さまの前でやられることかと」
「その背徳感で快楽もひとしおよ」
「(仏さま……和尚さまは救われるのでしょうか……?)」
「して、珍念。この竹筒のまゝだと多少趣きに欠けるのではあるまいか」
「……?」
「竹筒に紅色の染め粉を塗り、其処へ銀で線を施す……なんと雅びなことか。おお珍念、経典を持っておるのか。竹筒の名は典雅ーーてんが、じゃな」
その他
公開:20/06/02 15:47
Senoku ALMA
https://note.com/shiro_mid
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