月の裏側で

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私は月の裏側に降り立った。
手始めに周囲を見渡していると、謎めいた生命体がやってくる。一見するとそれは我々と同じーー手足を持ち二足歩行をしていた。しかしその体は真っ白で、頭は真っ黒であった。後方には奇妙な乗り物が見え、恐らく生命体はそれに乗ってここに来たのだと思われる。
私は宇宙翻訳機をオンにして、生命体との会話を試みた。すると生命体が話しかけてきた。
「そちらの星から見える月はどんななんですか?」
私は答えた。
「ウサギたちが見えますよ。」
そいつはこう返した。
「我々の方からは模様以外何も見えません。」
私は例の妙な乗り物に記されている文字を11個の目と3本の触角を駆使して読んだ。そこにはこう書かれていた。
「NASA」
SF
公開:20/06/01 10:42
更新:20/06/01 10:43

北瓜 彪

ショートショート講座(2019年7〜9月期)にも参加
しました。
皆様宜しくお願いしますm(_ _)m

※アルファポリス
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/664452356
でも活動しています。SS講座で提出した作品「ファンフラワーに関する見聞」「大自然」もそちらで公開しております。
 

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