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同棲して二年になる良介と三奈。
休日、三奈はサンドイッチを作るという。良介も一緒にキッチンに立った。
三奈は金色のビニール紐をといて食パンの袋を開ける。
「このビニール紐って、電気製品のコードまとめたりいろいろ使われるけど、むかしっからあるわね。全然変わらない」
「そうだね。色が違うだけでいろんなところに使われてる」
「いっぱい手に入るけど、取って置いても、そんなに使い道も無いのよねえ。なんか使い道があればいいのに」
三奈は残念そうにそういった。彼女はこれを密かに引き出しに溜めているのだ。
「ああ、違う使い道を思いついたぞ!」
良介はそう言い、金色のビニール紐を持つと、三奈の左手を取り薬指にクルりと指輪のように巻いて、
「ほら、サイズが取れる……これでホンモノを作りたいんだけど、いい方法かな?」
「そうね良介。これだって私はいいのよ」
そう言うと三奈は良介の首に腕を巻き付けた。
休日、三奈はサンドイッチを作るという。良介も一緒にキッチンに立った。
三奈は金色のビニール紐をといて食パンの袋を開ける。
「このビニール紐って、電気製品のコードまとめたりいろいろ使われるけど、むかしっからあるわね。全然変わらない」
「そうだね。色が違うだけでいろんなところに使われてる」
「いっぱい手に入るけど、取って置いても、そんなに使い道も無いのよねえ。なんか使い道があればいいのに」
三奈は残念そうにそういった。彼女はこれを密かに引き出しに溜めているのだ。
「ああ、違う使い道を思いついたぞ!」
良介はそう言い、金色のビニール紐を持つと、三奈の左手を取り薬指にクルりと指輪のように巻いて、
「ほら、サイズが取れる……これでホンモノを作りたいんだけど、いい方法かな?」
「そうね良介。これだって私はいいのよ」
そう言うと三奈は良介の首に腕を巻き付けた。
その他
公開:20/06/01 16:19
読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
ここに投稿する以外にも、自分のブログに同時掲載しているときがあります。
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