官能小説 禁断の果実

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「ほら、君のなかに何がはいっているかわかる……?」
「あっ、あん……何なの……?」
「キワーノだよ」
「キワ……?」
「原産地はアフリカだ。熟す前のバナナのような味と言われることもおおい、ウリの仲間になる」
「えっマジで何なの!?」
「ふふ……次はロマネスコだ」
「あ! なんかキモいカリフラワーみたいなやつ!」
「クセがなく甘みがある」
「へ〜」
「次はむかごだ」
「むかごご飯食べたことある」
「ホクホクしているだろう。山芋の仲間だ」
「へ〜」
「次は果物の王様、ドリアンだ」
「いやいやいやw これはさすがにw」
「大丈夫。この両脇のスジにナイフで切り込みをいれるとーー」
「あ! 綺麗に割れた!」
「ふふふ……この房のなかに果肉がある」
「わあ濃厚でクリームチーズのような食感。でもフルーティ」
「一度食べると病みつきになり、”借金してでもまた食べたくなる” とも言われる」
「へ〜」
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公開:20/05/27 23:19

千億アルマ( Tokyo, Japan )

Senoku ALMA
https://note.com/shiro_mid

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