ウサギとカメとバイク
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ある日、ウサギはカメの足がのろいのを小馬鹿にしました。するとカメはむしろ得意げに「だったらあの岬までどちらが先に着けるか競争をしようじゃありませんか。きっと勝つのは私の方だと思いますよ」と言いました。ウサギはそのことを癪に思い勝負を引き受けることにしました。
両者がスタートを切ったその時、ブロロロっと背後から重たいエンジンの唸りが聞こえてきました。ウサギとカメが振り返ると、バイクに乗った男が砂塵を蹴散らして驀進(ばくしん)してきました。
「てめえらに本当の速さってやつを教えてやるぜ!」
あっという間にバイクはウサギとカメを抜き去りました。
「まだまだ俺はこんなもんじゃねえ!」
男がハンドルのスイッチを押すとジェットエンジンが点火しさらにバイクは加速しました。車体は第一宇宙速度を超えて岬を突き抜け、大気圏へ赤熱しながら突入し爆発四散しました。
こうして男は空のお星様となったのです。
両者がスタートを切ったその時、ブロロロっと背後から重たいエンジンの唸りが聞こえてきました。ウサギとカメが振り返ると、バイクに乗った男が砂塵を蹴散らして驀進(ばくしん)してきました。
「てめえらに本当の速さってやつを教えてやるぜ!」
あっという間にバイクはウサギとカメを抜き去りました。
「まだまだ俺はこんなもんじゃねえ!」
男がハンドルのスイッチを押すとジェットエンジンが点火しさらにバイクは加速しました。車体は第一宇宙速度を超えて岬を突き抜け、大気圏へ赤熱しながら突入し爆発四散しました。
こうして男は空のお星様となったのです。
その他
公開:20/05/25 23:42
ナンセンス
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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