夏が終わる
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あの時言えなかった一言。
引き止めることが出来ず降ろした手。
悲しさより虚しさが勝ち、情けなくなって笑った自分。
全てを浮かれた夏のせいにして忘れ去ってしまいたい。
自転車で帰り道を急ぐ。自然とペダルを漕ぐ足は速くなった。涼しい風が頬にあたり、髪はなびく。
入道雲が浮かぶオレンジ色の空。
遠くではヒグラシが鳴いて、そばには秋明菊が咲き始めている。
きっとすぐに忘れちゃうんだ、こんな痛み。
だって夏が終わるんだもの。
引き止めることが出来ず降ろした手。
悲しさより虚しさが勝ち、情けなくなって笑った自分。
全てを浮かれた夏のせいにして忘れ去ってしまいたい。
自転車で帰り道を急ぐ。自然とペダルを漕ぐ足は速くなった。涼しい風が頬にあたり、髪はなびく。
入道雲が浮かぶオレンジ色の空。
遠くではヒグラシが鳴いて、そばには秋明菊が咲き始めている。
きっとすぐに忘れちゃうんだ、こんな痛み。
だって夏が終わるんだもの。
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公開:20/05/26 22:45
文章書くのがちょっと好きな高校生。
言葉を上手に紡げる人になりたい。
ぼんやりしたお話を書きます。
コメント頂けたら幸いです。
お手柔らかに…。
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