ゲップ毎日マラソン

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 競技者たちは、とある場所に連れてこられ、大量の炭酸飲料を手渡された。
 ここでは毎日ゲップをしなければならず、ゲップの量により優勝者が決まるという不思議な協議を行っている。
 ゲップの量は二酸化炭素計の数値による。この競技のために作られた装置だ。
 競技者たちは各人部屋が用意され、そこで炭酸飲料を飲んではゲップを繰り返す。起きている時間帯のうち、10分以上ゲップをしなければ失格になるため、みんな必死だ。
 優勝者はなんと3分おきにゲップをしていたというのだから恐ろしい。もっとも、ほとんどトイレに引きこもっていたようだが。


 ここは最近発見された星に建てられた住居スペースだ。数人であれば生活できる環境は出来たが、多くの人が住めるようになるには二酸化炭素が足りない。そのために、この競技が考案された。
 何故わざわざ炭酸飲料を飲ませて競技をさせているのか、理由は不明である。
その他
公開:20/07/25 18:31
空想競技

フィーカス

短編掌編をよく書いています。
時々何かに入賞したりします(2回)。
わけのわからない世界観を生み出したいです。

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