イメージをぶっ壊せ
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「こんな格好したいなあ…」
ファッション雑誌の中の女の子は、ショートパンツにニーハイソックの姿で微笑んでいる。
私は脚が太い。これがコンプレックスだ。こんな格好、したくても恥ずかしくてできない。
「本当、羨ましいわね」
気が付くと彼女が来ていた。彼女は気まぐれに現れる友達だ。
「私達にだってちゃんと足はあるんだよ。でも江戸時代の絵師が書いた絵に脚が描かれてないばかりに無いものだって広まっちゃって。そしたら殿様が『イメージ戦略は必要だ』って言い出して…」
だんだんと涙声になっていき、
「何よ、イメージって。そんなの知らないわよ。どうして振り回されなきゃいけないの。私は私なのに…」
最後には嗚咽のようになった。
そうだ、他人なんて関係ない。自分は自分じゃないか。私は自分自身に一度頷いた。
「ねえ、今度二人でコスプレしようよ。思いっきり楽しんじゃお」
笑いかけると、ようやく彼女も笑ってくれた。
ファッション雑誌の中の女の子は、ショートパンツにニーハイソックの姿で微笑んでいる。
私は脚が太い。これがコンプレックスだ。こんな格好、したくても恥ずかしくてできない。
「本当、羨ましいわね」
気が付くと彼女が来ていた。彼女は気まぐれに現れる友達だ。
「私達にだってちゃんと足はあるんだよ。でも江戸時代の絵師が書いた絵に脚が描かれてないばかりに無いものだって広まっちゃって。そしたら殿様が『イメージ戦略は必要だ』って言い出して…」
だんだんと涙声になっていき、
「何よ、イメージって。そんなの知らないわよ。どうして振り回されなきゃいけないの。私は私なのに…」
最後には嗚咽のようになった。
そうだ、他人なんて関係ない。自分は自分じゃないか。私は自分自身に一度頷いた。
「ねえ、今度二人でコスプレしようよ。思いっきり楽しんじゃお」
笑いかけると、ようやく彼女も笑ってくれた。
その他
公開:20/07/23 19:58
物書き初心者です。一つずつ勉強していきます。
しばらくぶりでございました!この頃ずっと余裕が無い日々を送っておりましたが、どうにかこうにか戻って来ました(^_^;)
まだもう少しカメさん歩きになりそうですが、またまた頑張ります!
駄文ですが、どうぞ宜しくお願いします。
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