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つり道具を担いだ漁師の父が通りかかった。僕はつり終わった後に手をグーパーさせていた。「今つってたのか?」「つってたよ」父は僕の足元を見る。「お、スズキの子どもだな!こんな飛び跳ねてイキがいいじゃねぇか」「元気でしょ」「で、どのくらいつってたんだ?」「2分くらい右手薬指がつってた」
その他
公開:20/07/23 18:52
140文字
「30秒後に意外な結末」がテーマの140字ショートショーティスト。
面白ければそれでよし、と思って書く日々。
2020.7.15『影ができるスプレー』を初投稿。以降、約半年で150作品を執筆。
◎2020.11.15『ハロウィンの怪人』急上昇ランキング2位
◎12.05『星を見つけた』急上昇ランキング1位
◎12.19『無視される日本語』急上昇ランキング3位
◎12.25『高給な副業』急上昇ランキング3位
◎2021.2.6『ひねくれもの』急上昇ランキング2位
皆様からの「面白かった」が聞ければ、それ以上の喜びはありません。
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