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休み時間の教室。
「おい、これやろうぜ!」
山田は下から上へ何かを投げるそぶりを見せた。ああ、ミニボウリングか。
「いいよ。こないだの日曜にパパと一緒にゲーセンの中でやってきたし。目標100だ!」僕は鼻息を荒くした。
ところが、山田の口は引きつっていた。
「えっ…お父さんは大丈夫だったの…?」
「ああ、たまにやらないと腕が鈍るなーとは言ってたよ」
「えっ、よくやってるの…?」
「うん。マイグローブ着けてね。めっちゃ速いし、端と端にあるやつを一気にバーンって出来るカーブも使えるし。僕、やり方教わったよ」
「いやー…お父さん、プロだね…俺、多分3いくかどうか…」
「少なっ!」
「まぁ頑張ってみるわ!後でおまえのテクニック見して」
「いいよ、約束する」
僕は笑いながら棚からボウリングセットを出そうとした。
その時。
山田は目の前にいる女子のスカートを勢い良く捲った。
「おい、これやろうぜ!」
山田は下から上へ何かを投げるそぶりを見せた。ああ、ミニボウリングか。
「いいよ。こないだの日曜にパパと一緒にゲーセンの中でやってきたし。目標100だ!」僕は鼻息を荒くした。
ところが、山田の口は引きつっていた。
「えっ…お父さんは大丈夫だったの…?」
「ああ、たまにやらないと腕が鈍るなーとは言ってたよ」
「えっ、よくやってるの…?」
「うん。マイグローブ着けてね。めっちゃ速いし、端と端にあるやつを一気にバーンって出来るカーブも使えるし。僕、やり方教わったよ」
「いやー…お父さん、プロだね…俺、多分3いくかどうか…」
「少なっ!」
「まぁ頑張ってみるわ!後でおまえのテクニック見して」
「いいよ、約束する」
僕は笑いながら棚からボウリングセットを出そうとした。
その時。
山田は目の前にいる女子のスカートを勢い良く捲った。
青春
公開:20/07/22 12:10
更新:20/07/22 12:52
更新:20/07/22 12:52
400字
「30秒後に意外な結末」がテーマの140字ショートショーティスト。
面白ければそれでよし、と思って書く日々。
2020.7.15『影ができるスプレー』を初投稿。以降、約半年で150作品を執筆。
◎2020.11.15『ハロウィンの怪人』急上昇ランキング2位
◎12.05『星を見つけた』急上昇ランキング1位
◎12.19『無視される日本語』急上昇ランキング3位
◎12.25『高給な副業』急上昇ランキング3位
◎2021.2.6『ひねくれもの』急上昇ランキング2位
皆様からの「面白かった」が聞ければ、それ以上の喜びはありません。
Twitterでも活動中!
https://twitter.com/bungoutaco
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