ドキドキする理由
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「最近、急に胸がドキドキするんです。なんだか息もしづらくて…」
私はS女子校に通う17才。今は保健室で白衣の女保健師と向き合っている。
「花田さん。それはね、恋ですよ。」
白衣のよく似合う美人と名高い保健師は告げた。
「で、でも、ここは…」
「花田さん、恋というのはね、必ずしも異性に訪れるものとは限りません。誰かに恋する気持ちというのに性別は関係ないのです。それ自体が尊いものなのですから。だから恥じることも戸惑うこともありません。その思いを大事になさい。」
一言一言、噛みしめるようにゆっくりと言葉を繋げた。戸惑いながらも頷いた私に、白衣の女医は優しく微笑んだ。
そして、60年後。
「最近、急に胸がドキドキするんです。なんだか息もしづらくて…」
「花田さん。それでは一度、心電図の検査をしましょうか。」
N女子大学病院で、白衣のよく似合う美人と名高い循環器内科女医は、優しく微笑んだ。
私はS女子校に通う17才。今は保健室で白衣の女保健師と向き合っている。
「花田さん。それはね、恋ですよ。」
白衣のよく似合う美人と名高い保健師は告げた。
「で、でも、ここは…」
「花田さん、恋というのはね、必ずしも異性に訪れるものとは限りません。誰かに恋する気持ちというのに性別は関係ないのです。それ自体が尊いものなのですから。だから恥じることも戸惑うこともありません。その思いを大事になさい。」
一言一言、噛みしめるようにゆっくりと言葉を繋げた。戸惑いながらも頷いた私に、白衣の女医は優しく微笑んだ。
そして、60年後。
「最近、急に胸がドキドキするんです。なんだか息もしづらくて…」
「花田さん。それでは一度、心電図の検査をしましょうか。」
N女子大学病院で、白衣のよく似合う美人と名高い循環器内科女医は、優しく微笑んだ。
ファンタジー
公開:20/07/21 20:34
物書き初心者です。一つずつ勉強していきます。
しばらくぶりでございました!この頃ずっと余裕が無い日々を送っておりましたが、どうにかこうにか戻って来ました(^_^;)
まだもう少しカメさん歩きになりそうですが、またまた頑張ります!
駄文ですが、どうぞ宜しくお願いします。
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