幻想現実世界
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「テレビで食費月2万円でできるって言ってたな」
「ビールはおろか発泡酒もなし、ご飯もおかずもいつもの半分、つまみやおやつ抜き、タッパー1つ分の弁当、朝食なしで良ければできるわよ」
「うるさいなぁ、半額のお惣菜とか駆使すればできるだろ!」
「半額シールが貼られるのは夜7時以降なので晩御飯遅くなりますよ?好きなものが残っているか分からないですがやりますか?」
「あーもう、あーだこーだ言って出来ない理由を並べ立てやがって。やってる人間がいるんだからできるだろ!」
「そう? じゃああなたの月収100万にしてよ。やってる人、たくさんいるわよ? 例えば……」
「いや、それは……」
「あと、100m10秒台で走ってよ。陸上選手にたくさんいるはずだけど?」
「……ごめん」
現実世界にできる人がいるのと自分たちができるかどうかは別問題である。
「ビールはおろか発泡酒もなし、ご飯もおかずもいつもの半分、つまみやおやつ抜き、タッパー1つ分の弁当、朝食なしで良ければできるわよ」
「うるさいなぁ、半額のお惣菜とか駆使すればできるだろ!」
「半額シールが貼られるのは夜7時以降なので晩御飯遅くなりますよ?好きなものが残っているか分からないですがやりますか?」
「あーもう、あーだこーだ言って出来ない理由を並べ立てやがって。やってる人間がいるんだからできるだろ!」
「そう? じゃああなたの月収100万にしてよ。やってる人、たくさんいるわよ? 例えば……」
「いや、それは……」
「あと、100m10秒台で走ってよ。陸上選手にたくさんいるはずだけど?」
「……ごめん」
現実世界にできる人がいるのと自分たちができるかどうかは別問題である。
その他
公開:20/07/22 13:19
短編掌編をよく書いています。
時々何かに入賞したりします(2回)。
わけのわからない世界観を生み出したいです。
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