オタクが恋の障壁を乗り越える

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まさかウチの会社に僕と同じアニオタの女子がいたとは、青天の霹靂なり!

ブルル…

はわわっ。
さっそく夏木サンからメールが来たでござるよ! よもや真性女子から夜の十時過ぎにメールの届く日が来ようとは! 思わずスマホの故障を疑うでござる!
滝が、汗である!!

<先輩、今晩の『魔法少女まほみ』どうでした? 私は面白かったです! 先輩は、まほみちゃん推しですか?>

ふぉおお!
もちのロンの助!!

<好きです! 大好きです! 夏木サンもそうですか? もし一緒だったら嬉しいな!!>

あれ、返信が来ない。あれ…?
僕はメールを間違って社内に一斉送信してしまったことに気づいた。
ぬわっ、やってしまったああ!!

翌日。
会社に着くと、なぜか皆が僕を笑顔で迎えた。
夏木サンは照れながら皆の前で言った。
「先輩、私も好き」
「へ?」
一斉に拍手が湧く。
皆の誤解に便乗して僕ら…付き合い始めました。
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公開:20/07/20 01:22
更新:20/07/20 03:24

水素カフェ( 東京 )

 

最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。

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