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部屋の家裁報知器が鳴った。「佐藤さん宅で家裁です」家庭裁判が開かれる。当番の私は佐藤さん宅にお邪魔した。既にご近所さん達が居間に来て座っていた。傍聴席も埋まり、唇を尖らせた息子さんも被告人席にいた。私は言った。「では、これから唐揚げをつまみ食いされた件についての裁判を始めます!」
その他
公開:20/07/19 19:56
更新:20/07/19 19:57
更新:20/07/19 19:57
140字
「30秒後に意外な結末」がテーマの140字ショートショーティスト。
面白ければそれでよし、と思って書く日々。
2020.7.15『影ができるスプレー』を初投稿。以降、約半年で150作品を執筆。
◎2020.11.15『ハロウィンの怪人』急上昇ランキング2位
◎12.05『星を見つけた』急上昇ランキング1位
◎12.19『無視される日本語』急上昇ランキング3位
◎12.25『高給な副業』急上昇ランキング3位
◎2021.2.6『ひねくれもの』急上昇ランキング2位
皆様からの「面白かった」が聞ければ、それ以上の喜びはありません。
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