SRS開発者の談話

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私がこのSRS(ストレス・リサイクル・システム)を発明した2040年以前はストレスはただ発散するものでした。
ストレスを資源化する事に成功し、エネルギー問題は一気に解決したのです。
ストレスは人間が外部刺激に伴って発生させる緊張です。
いわば社会生活での副産物であり無限に採取できる資源を手に入れたと言っても過言ではありません。
ストレスは溜め込むものの効率よく発散が出来ず健康に害を及ぼす存在でした。
それが専門機関に提供する事によって利益を得る事が可能になったのです。
世界の価値観は逆転しました。
いかに効率よくストレスを溜め込む事が出来るか。
世界各国、国家事業として苦戦しています。

その中で突出しているのが日本です。
日本はこれまでの生活を一切変える事なく
良質なストレスが安定して採取できる結果となり世界一の資源大国となったのです。
SF
公開:20/07/19 17:23

吉田図工( 日本 )

まずは自分が楽しむこと。

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