お土産

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 三日三晩生死の境をさまよった息子が、ようやく意識を取り戻した朝、「これ、お土産」と差し出された彼の右手には、むりやりむしり取ったと思われる天使の羽根がごっそりと握られていた。
ファンタジー
公開:20/07/15 18:45

六井象

超短編小説を中心とした、短い読み物を書いています。その他の短編→ https://tomokotomariko.hatenablog.com/

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