変わらぬ思い
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「もし時間を巻き戻せるとしたら、いつに戻る?」
「そうだな、高校の卒業式かな」
「なんで?」
「好きだった子がいて、その子に最後まで告白できなかったんだ」
「そうなんだ」
「だからその頃に戻って、気持ちを伝えたい」
そう言った瞬間、まばゆい閃光が僕を包んだ。
目を開けると、あの頃の景色が広がっていた。
校舎、クラスメイト、そして僕。
すべて、あの頃のままだ。
僕の視界に、あの子が近づいてきたのが見えた。
彼女はあの頃と何も変わらないが、僕はあの頃とは違う。
伝えなきゃ…
だが、緊張で体が思うように動かない。
彼女は、そんな僕の目の前を通り過ぎて行った。
結局、また言えなかった。
再度、まばゆい閃光が僕を包む。
目を開けると、話をしていた時と何ら変わらない世界が広がっていた。
「大丈夫?」
友人が僕に声をかける。
もう、同じ後悔はしたくない。
「実はさ…」
「そうだな、高校の卒業式かな」
「なんで?」
「好きだった子がいて、その子に最後まで告白できなかったんだ」
「そうなんだ」
「だからその頃に戻って、気持ちを伝えたい」
そう言った瞬間、まばゆい閃光が僕を包んだ。
目を開けると、あの頃の景色が広がっていた。
校舎、クラスメイト、そして僕。
すべて、あの頃のままだ。
僕の視界に、あの子が近づいてきたのが見えた。
彼女はあの頃と何も変わらないが、僕はあの頃とは違う。
伝えなきゃ…
だが、緊張で体が思うように動かない。
彼女は、そんな僕の目の前を通り過ぎて行った。
結局、また言えなかった。
再度、まばゆい閃光が僕を包む。
目を開けると、話をしていた時と何ら変わらない世界が広がっていた。
「大丈夫?」
友人が僕に声をかける。
もう、同じ後悔はしたくない。
「実はさ…」
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公開:20/07/14 23:52
更新:20/07/15 00:00
更新:20/07/15 00:00
毎日1本、短編を書くのを目標に再度始めました。
暇なときにでもご一読ください。
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