みんなと違う

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私は幼いころから男の子のように育てられてきた。ままごとや人形遊びなど女の子がやるようなことは全くせず、外で泥だらけになりながら走り回っているような子どもだった。だから私はずっと男の子だと思って生きてきたし、親は何も言わなかった。

小学校中学年ぐらいの時のことだった。水泳の時間で男子全員で着替えている時、裸になった私に向かってある男の子がこういった。

「お前なんかついてんじゃん」

そういわれ私はこう言い返した。

「そりゃそうだよ。男の子なんだからついてるよ」

「そうじゃなくて。おしりからなんか生えてんだよ」

「え?」

私は人間でなかった。
SF
公開:20/07/13 16:07

あつみ

よろしくお願いします。

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