家にGが出た！　～女二人の会話～

「家に帰りたくない…昨日台所にGが出たんだ…暗闇から私の方に飛んできて凄く怖かった…」
『それは恐ろしい体験だね…ホイホイ仕掛けたら？』
「ううん。ホイホイ仕掛けても処理するのが怖いから引っ越ししようかなって考えてる…」
『G如きで引っ越し！？勿体ない…分かった。ホイホイの処分は私がしてあげる』
「本当！？」
『本当よ。だから安心しなさい』

数日後

『ねぇ…これが貴方の家のGなの？』
「うん。まさかこの家、出るとは思わなかったの」
『いや、私もまさかGがゴーストのGだとは思わなかったわよ…うわぁ…凄い形相で睨んでる…』
「やっぱり…無理？」
『…やるわよ』

数分後

『はぁ…何とかなった…』
「ありがと。でさ、もう一つ頼みがあるの」
『何？』
「バルサン炊こうかなと思って…ほら、Gって１体いたら３０体はいるって言うじゃない。炊いた後の掃除、手伝ってくれない？」
『怖い事言わないで…』