読書の大切さ

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ある都市国家で彼は生まれた。間もなく母親と死に別れ、母の愛情を知らずに過ごした。家は裕福とは言えないが、父の影響もあり幼い頃から読書をする習慣があった。

10歳の頃、不幸は突然訪れる。父親が理不尽な理由でいなくなり、孤児同然の境遇となり、預けられた先々で言われのないことで理由もなく虐待される日常が始まったのだ。

不当な行為によって彼の性格は歪められ、虚言癖や盗みを平気でするようになるが、そんな環境でも貸し本屋で本を借りてまで読書する習慣は変わらなかった。

そんな中、15歳になった彼は、ある日、都市の門限に遅れてしまう。虐待を恐れた彼は家出を決意し、南へとどんどん歩きだし国境を越えてしまう。

その時出会った14歳年上の貴族の女性に母親のような気持ちを抱き、やがてそれは恋に発展する。

大人になった彼は自分の過去を顧みて、子供の教育や社会の平等、人々への啓蒙の大切さを本にするのである。
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公開:20/07/11 18:18
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