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会社ではボロ雑巾のように扱われ、家では飯を食い寝るだけ。消化試合のような人生を送っていた俺にとって、それは理想的なサービスに思えた。

人生代行。

思い通りにいかない人生をエージェントが肩代わりしてくれる素晴らしいサービス。
まずは5年代行で試してみよう。

目を覚ますと、横で部下の女が裸で寝ていた。
「ねぇ係長、いつになったら奥さんと別れてくれるの?」
俺は全てを察し、電話で再び代行を頼む事にした。

気がつくと、今度は渋谷のスクランブル交差点に立っていた。
どういうわけか全裸だった。
行き交う人々は俺の姿を見て、断末魔のような悲鳴を上げた。

大衆から逃げるように道玄坂を駆け上がったところで、握っていたスマートフォンに着信があった。
「お世話になっております、株式会社人生代行の吉田ですが~~」


なるほど、新入社員だったのなら仕方ない、そういうこともあるよな。
その他
公開:20/07/08 20:21
更新:20/07/08 20:41

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