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僕には友達と呼べるような人が一人しかいない。
でもその友達は、とってもリスペクトできる、いいヤツだ。
クラスの誰よりも大人びていて、勉強ができて、でもちょっとツッパったりもしていて。進路のこと、好きな子のこと、その他もろもろ他愛もないことまで、何でも相談できる。
で、必ず、うん、そうだよなってうなずけることを返してくれる。
これといった取りえが僕にはない。そのことで僕が悩んでいると、彼は決まってこう言う。
「でも、一番のヤツが必ず勝つとは限らないんだぜ」
なぜ、彼は、僕みたいなのにかまってくれるんだろう。ちょっと怖くて聞けない。
たった一人でも、素敵な友達。
それで十分だ。
でもその友達は、とってもリスペクトできる、いいヤツだ。
クラスの誰よりも大人びていて、勉強ができて、でもちょっとツッパったりもしていて。進路のこと、好きな子のこと、その他もろもろ他愛もないことまで、何でも相談できる。
で、必ず、うん、そうだよなってうなずけることを返してくれる。
これといった取りえが僕にはない。そのことで僕が悩んでいると、彼は決まってこう言う。
「でも、一番のヤツが必ず勝つとは限らないんだぜ」
なぜ、彼は、僕みたいなのにかまってくれるんだろう。ちょっと怖くて聞けない。
たった一人でも、素敵な友達。
それで十分だ。
青春
公開:20/07/09 07:13
40代半ばの会社員。家族は妻、中3息子、小6娘。つらつらと文章をつづるのが好きです。読んでいただけたら嬉しいです。
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