ミラクル親族集合
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「眼鏡を掛けてる男性、もう少し右にずれてもらえますか?」
写真屋さんが張り切ってる。
結婚式にこんなにたくさんの親族が集まってくれるなんて私は幸せ者だ。
私は隣りに座っている旦那と一緒にカメラを覗き込みながら笑顔を作る。
「ちょんまげの男性、もう少し前にお願いします」
七郎伯父さんね。
「ブロッコリーみたいな頭のお兄さんと、トリミングされたプードルみたいな女性の方、位置を入れ替えてみましょうか」
従兄弟のヨシ君と、静枝叔母さんね。
「右側のフランケンシュタインみたいな顔の男性、少し体を斜めにできますか。あ、それでOKですよ」
お爺ちゃんね。
「全裸で猫耳カチューシャ付けてる男性は、服は着なくて大丈夫ですか? あ、じゃあそれでいいですよ。はは」
もうお兄ちゃんったら(笑)
「では撮りますね。はいっ!」
カシャッという音とともに、胸が高鳴った。
きっといい写真が撮れた気がする!
写真屋さんが張り切ってる。
結婚式にこんなにたくさんの親族が集まってくれるなんて私は幸せ者だ。
私は隣りに座っている旦那と一緒にカメラを覗き込みながら笑顔を作る。
「ちょんまげの男性、もう少し前にお願いします」
七郎伯父さんね。
「ブロッコリーみたいな頭のお兄さんと、トリミングされたプードルみたいな女性の方、位置を入れ替えてみましょうか」
従兄弟のヨシ君と、静枝叔母さんね。
「右側のフランケンシュタインみたいな顔の男性、少し体を斜めにできますか。あ、それでOKですよ」
お爺ちゃんね。
「全裸で猫耳カチューシャ付けてる男性は、服は着なくて大丈夫ですか? あ、じゃあそれでいいですよ。はは」
もうお兄ちゃんったら(笑)
「では撮りますね。はいっ!」
カシャッという音とともに、胸が高鳴った。
きっといい写真が撮れた気がする!
その他
公開:20/07/09 01:46
更新:21/03/06 07:38
更新:21/03/06 07:38
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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