えんぴつ拾ってください
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「はい、落としたよ」
「ありがとう」
僕はこの子にえんぴつを拾ってもらった。拾う時にしたいい匂い、貰う時に一瞬だけ目が合いついドキッとしてしまった。
そこから僕はあのドキドキが忘れられず、もう一度えんぴつを落とそうと考えた。最初落とした時はたまたまだったが、今回は意図的にやろうとしているので、なかなか勇気が出ずにいた。
そして10分くらい試行錯誤していると、カランという音が鳴った。
「あ、やべ」
僕は思わず声を出してしまった。
「もー、また?気をつけてね。」
「ごめん、ありがとう」
僕は心の中でガッツポーズをしていた。
余韻に浸りながら気が付くと授業が終わろうとしていた。そして、先生がこう言った。
「明日の放課後席替えするから用意しといて」
僕は一気に絶望した。しかし、どうしても忘れられない僕は明日何回えんぴつを落とすことになるのだろうか。
「ありがとう」
僕はこの子にえんぴつを拾ってもらった。拾う時にしたいい匂い、貰う時に一瞬だけ目が合いついドキッとしてしまった。
そこから僕はあのドキドキが忘れられず、もう一度えんぴつを落とそうと考えた。最初落とした時はたまたまだったが、今回は意図的にやろうとしているので、なかなか勇気が出ずにいた。
そして10分くらい試行錯誤していると、カランという音が鳴った。
「あ、やべ」
僕は思わず声を出してしまった。
「もー、また?気をつけてね。」
「ごめん、ありがとう」
僕は心の中でガッツポーズをしていた。
余韻に浸りながら気が付くと授業が終わろうとしていた。そして、先生がこう言った。
「明日の放課後席替えするから用意しといて」
僕は一気に絶望した。しかし、どうしても忘れられない僕は明日何回えんぴつを落とすことになるのだろうか。
恋愛
公開:20/07/06 16:20
#ショートショート#小説#恋愛
主に恋愛系を書いていきたいなと思っています!
コメントに感想やこういうの書いてほしいなどのアイデアがあると嬉しいです!!
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