嫌がらせの達人
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夜。アパートの自室で寝ていると、チャルメラが聞こえてきた。グゥ〜と僕の腹も鳴る。ラーメン食べたいな……。でもこれは屋台の音ではない。これは下の部屋の住人の嫌がらせだ。彼はいつも絶妙な嫌がらせをしてきて、僕はそれをじっと耐えるばかりだった。
だがそんな我慢の日々も、ついに終わりが来た。下の住人が引越すのだ。嬉しくなり彼に挨拶に行った。
「君には色々嫌がらせされたけど、いなくなると寂しくなるね」
「ええ。でも最高の嫌がらせを思いついたので」と彼は言った。
彼の言葉は気にかかったが、これでやっと安らかに暮らせる。
翌週、新しい住人が越してきた。部屋から引越しを眺めていると、玄関のベルが鳴った。きっと新しい住人だ。どんな人だろう。普通の人だといいな。僕は期待に胸を膨らませ、ドアを開いた。
「こんにちわ、またよろしくお願いします」
新しく越してきたのは、先週出ていったばかりの下の住人だった。
だがそんな我慢の日々も、ついに終わりが来た。下の住人が引越すのだ。嬉しくなり彼に挨拶に行った。
「君には色々嫌がらせされたけど、いなくなると寂しくなるね」
「ええ。でも最高の嫌がらせを思いついたので」と彼は言った。
彼の言葉は気にかかったが、これでやっと安らかに暮らせる。
翌週、新しい住人が越してきた。部屋から引越しを眺めていると、玄関のベルが鳴った。きっと新しい住人だ。どんな人だろう。普通の人だといいな。僕は期待に胸を膨らませ、ドアを開いた。
「こんにちわ、またよろしくお願いします」
新しく越してきたのは、先週出ていったばかりの下の住人だった。
その他
公開:20/07/07 22:33
文章を書くのは楽しいけど、難しい!
読んだ人が楽しんでもらえるよう、がんばります。
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