遺跡から考えたこと その2
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遺跡発掘現場から出てきたのは厳重に封印された金属製のケース。さらにその中にプラスチック製のケースに入った小さなものがいくつかあった。調査の結果それはSDカードと呼ばれるもので、なんらかのデータを記録するための媒体だったらしい。これだけ厳重に保存されていたものだから、さぞかし貴重なものが残されているのだろうと我々は思った。
そこには丸々と太った赤ん坊が一人と、その周りに複数の小さなケモノが写されていた。この場所からはニンゲンの骨は出てきたが、ケモノたちのものは出てこないし、ちょっと離れた場所にまとめて捨てられていたことから、そこは貝塚のようなもので、ケモノたちは食用であったと我々は推測した。
ーーー
実はそこは地震で地滑りが起こって生き埋めにされたところで、危険を察知したネズミたちが逃げだしたが、運悪く巻き込まれてしまった場所であった。
そこには丸々と太った赤ん坊が一人と、その周りに複数の小さなケモノが写されていた。この場所からはニンゲンの骨は出てきたが、ケモノたちのものは出てこないし、ちょっと離れた場所にまとめて捨てられていたことから、そこは貝塚のようなもので、ケモノたちは食用であったと我々は推測した。
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実はそこは地震で地滑りが起こって生き埋めにされたところで、危険を察知したネズミたちが逃げだしたが、運悪く巻き込まれてしまった場所であった。
SF
公開:20/07/04 10:37
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猫だと思ったでしょ?(笑)
オオカミの自信作
武蔵の国の辺境に棲息する“ひとでなし”のオオカミです。
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