一方的な告白
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「好きなんだんだよ、彼女が。」
「おい、正気か?」
「勿論。彼女の可愛さが堪らないんだ。」
「いや、たしかに彼女は可愛いけれど…」
「それに彼女、絶対俺に気が在るよな。おはようとかおやすみとか、とびきりの笑顔で言ってくれるんだぜ!」
「ああ、それはそうだが…」
「なのに伝わらない。好きだと言い続けているのに、彼女は答えてくれないんだ。」
「まあ、それは…」
「このままだと俺は気が狂いそうだ。どうすれば彼女に伝わるんだろう…」
「……」
「なあ、どうすればいい?何か良い案はないか?彼女に伝わる何か良い手は?」
「…言い続けるしか、ないよな。」
「うん。そうだよな。それしかないよな。俺、頑張るよ!」
「ああ…」
諦めろ、とは言えなかった。
人間の彼女に、俺たちぬいぐるみの声が、届くはずがないのに…。
「おい、正気か?」
「勿論。彼女の可愛さが堪らないんだ。」
「いや、たしかに彼女は可愛いけれど…」
「それに彼女、絶対俺に気が在るよな。おはようとかおやすみとか、とびきりの笑顔で言ってくれるんだぜ!」
「ああ、それはそうだが…」
「なのに伝わらない。好きだと言い続けているのに、彼女は答えてくれないんだ。」
「まあ、それは…」
「このままだと俺は気が狂いそうだ。どうすれば彼女に伝わるんだろう…」
「……」
「なあ、どうすればいい?何か良い案はないか?彼女に伝わる何か良い手は?」
「…言い続けるしか、ないよな。」
「うん。そうだよな。それしかないよな。俺、頑張るよ!」
「ああ…」
諦めろ、とは言えなかった。
人間の彼女に、俺たちぬいぐるみの声が、届くはずがないのに…。
ファンタジー
公開:20/07/02 20:12
物書き初心者です。一つずつ勉強していきます。
しばらくぶりでございました!この頃ずっと余裕が無い日々を送っておりましたが、どうにかこうにか戻って来ました(^_^;)
まだもう少しカメさん歩きになりそうですが、またまた頑張ります!
駄文ですが、どうぞ宜しくお願いします。
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