フラレルノート
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「あぁ、もう、また振られたよ。これで10人目だ」
「タクミまた振られたの? まったく懲りないねぇ。今度は誰に?」
「なんだよレイカ、気になるのかよ。北川さんだよ。今回は行けると思ったのに……」
「ふぅん、北川さん、意外と人気あるからねぇ」
そういうと、レイカはノートに何か書き始めた。
「……何そのノート」
「え、ああ、これ? フラレルノート。タクミが振られた人の名前書いてるの。ほら」
ノートには、何人かの女生徒の名前が書いてある。いずれも、タクミが告白した人だ。
「うわぁ、趣味わるっ! 何でそんなの書いてるんだよ」
「え、面白いから」
「くそ……次は絶対成功させてやるからな! 一番仲のいいカレンちゃんにアタックだ」
「あんまり無理しない方がいいと思うけどなぁ」
そういうと、レイカはノートにカレンの名前を書いた。
このノートに名前を書かれたらタクミは100%振られてしまう。
「タクミまた振られたの? まったく懲りないねぇ。今度は誰に?」
「なんだよレイカ、気になるのかよ。北川さんだよ。今回は行けると思ったのに……」
「ふぅん、北川さん、意外と人気あるからねぇ」
そういうと、レイカはノートに何か書き始めた。
「……何そのノート」
「え、ああ、これ? フラレルノート。タクミが振られた人の名前書いてるの。ほら」
ノートには、何人かの女生徒の名前が書いてある。いずれも、タクミが告白した人だ。
「うわぁ、趣味わるっ! 何でそんなの書いてるんだよ」
「え、面白いから」
「くそ……次は絶対成功させてやるからな! 一番仲のいいカレンちゃんにアタックだ」
「あんまり無理しない方がいいと思うけどなぁ」
そういうと、レイカはノートにカレンの名前を書いた。
このノートに名前を書かれたらタクミは100%振られてしまう。
その他
公開:20/07/02 10:10
短編掌編をよく書いています。
時々何かに入賞したりします(2回)。
わけのわからない世界観を生み出したいです。
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