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侍が道で同じく侍と行き会った。
「お主。ちと待て」決意のある声で呼び止めた。
「私になにか」相手は足を止めて応じた。
「お主、侍であろうな」
「侍。そうかも知れぬ」
「だとしたら、その左腰に差したものはなんだ。それが刀だというのか。人参ではないか」
言われた男は左の腰からその人参を抜き、お手玉のようにポンと一回転させて手に取った。
「人参か。そう言われると……」男は不思議そうに笑った。
「刀は侍の命。お主が侍というなら刀を差せ。出来ぬと言うなら侍の面汚し、斬ってくれるわ」
侍はそう言うと自分の刀を抜き払って構えた。「斬る」と言われた人参侍も、その人参を握って正面に構えた。すると人参の先からブ~ンという音と共に光の刃がスッと伸びた。
「これは、光刀(ライト・ソード)と言いましてな。オシャレのつもりで握りを赤で柄を緑にしたのだが、ハハハ」
この彼、侍に見えたがジェ○イというらしい。
「お主。ちと待て」決意のある声で呼び止めた。
「私になにか」相手は足を止めて応じた。
「お主、侍であろうな」
「侍。そうかも知れぬ」
「だとしたら、その左腰に差したものはなんだ。それが刀だというのか。人参ではないか」
言われた男は左の腰からその人参を抜き、お手玉のようにポンと一回転させて手に取った。
「人参か。そう言われると……」男は不思議そうに笑った。
「刀は侍の命。お主が侍というなら刀を差せ。出来ぬと言うなら侍の面汚し、斬ってくれるわ」
侍はそう言うと自分の刀を抜き払って構えた。「斬る」と言われた人参侍も、その人参を握って正面に構えた。すると人参の先からブ~ンという音と共に光の刃がスッと伸びた。
「これは、光刀(ライト・ソード)と言いましてな。オシャレのつもりで握りを赤で柄を緑にしたのだが、ハハハ」
この彼、侍に見えたがジェ○イというらしい。
その他
公開:20/06/30 12:08
読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
ここに投稿する以外にも、自分のブログに同時掲載しているときがあります。
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